反哲学入門を読んで

本田元の反哲学入門を読んでます。

3章を読んでいて、ちょうど半分。今まで触れてこなかった言葉や考え、知識にあふれていてます。ページをめくるごとに難易度が高くなる一方です。

 

本の内容はまず、日本人は西洋哲学をどう扱えばいいのかという話から始まり、哲学が興った古代ギリシャからその歴史を追っていきます。

 

哲学というと宇宙とか神とか存在とか時間とか出てきて、掴みどころがなく壮大で神秘的なイメージでしたが、その起源は地方都市ほどの規模でしかなかった古代ギリシャにあった都市国家アテナイの文化の一つでした。それなら、きっと高いところから見渡せるほどの広さだと感じました。

 

日本人は西洋哲学をどう扱えばいいのかというと、日本人にとって西洋の価値観の中で作られた哲学は言葉通りに受け取ってもニュアンスが違っていて誤解してしまいます。哲学が日本に入ってきたのは明治維新の時でその前からあった日本の価値観の中で日本人は生きてます。そして、日本の価値観が劣っているわけではなく西洋哲学で近代起きた革命は日本の価値観に近づいた部分もあるのです。

 

哲学とは何かも簡単に書きたかったのですがまだまだ難しいです。日本人にとってなぜ難しいのか教えてくれる著者がどのように哲学を紹介してくれるのか楽しみです。この本についてまた記事を書けそうな気がします。

この本を読み始めるまでソクラティスやプラトンが頭に浮かんでくることはなかったのに最近はでてきてしまいます。影響されやすいですね。

 

他人の考えを引用した文章と自分の感想文が混ざるのでこの記事は書きづらかったです。どう書いたらいいんだろう。反省。