「世界がわかる宗教社会学入門」を読んで

世界がわかる宗教社会学入門を読んだ。

世界的に見ると無宗教は珍しい。日々ふれている欧米の文化にもっと共感できるかもと思い学ぶことにした。

 いままで宗教とは死後の救いを求めたり人生を前向きに捉えるための自己啓発のようなモノだと思っていたがそんなことはなかった。 

宗教の起源は部族の掟。現代のように法律が定められていなかった古代の部族がその時代の道徳観や法律、世界観を混ぜて作った。神秘的なのはまだ科学が発達していなかったから。世界中は宗教だらけだった。アラブの一部では今でも宗教法として残っている。

大抵の宗教には神秘的な部分がある。しかし、宗教が広まり伝えられるのは真実だからではなく有力者たちにとって都合がいいからであった。

現代では、宗教の神秘が真実かよりもその教えによって身につく道徳観が大切になってきている。誰かを助けてあげたり、優しくしたり、励ましてあげたり、守ったり、人を大切にする事を教えてくれる。人を信じる事は怖い事だから、勇気を持つために少しぐらい自分をごまかしてもいいんじゃないだろうか。

良い事をするなら神様は味方してくれるはずだ。