新年、一月、朝の会

2016年が始まって、もう一月が終わろうとしています。

新年、元気に迎えられましたでしょうか。

 

今月読んだ本は7冊です。

漫画を入れるとさらに三十冊ぐらい増えてしまうんですけどね!!

 

ベスト二冊は、

「自分がバカかもしれないと思ったときに読む本」

バカとは物事を学ぶことができなくなった人間のことです。

人間が生まれながらに持っている能力は大して変わらないので、バカは周囲の評価と本人の思い込みから作られていると気づかせてくれます。そしてそれを脱却する方法を教えてくれます。

僕が去年乱読を始めて、少しずつ気がついた事が要約されていて共感できました。

それと同じぐらい新しい発見もあってこれからの行動のヒントを見つける事ができました。

著者が優秀になった結果、こういう環境に身を置けるようになったよと紹介している、誰もが個性を尊重されて誰もが自分らしく高みに目指している環境に僕も憧れます。収入にさえ目を潰れれば、創作の世界がもうそれなんですけどね。

若いうちに読んでおきたい本です。知り合いにはみんな読んでほしい!

 

もう一冊は、「チョコレートの世界史」です。

チョコレートと言う身近なものを主題に様々な切り口で書かれた本です。

チョコレートってどう作っているのか初めて知りました。

そしてその血なまぐさい歴史や反対に労働者の権利運動の根源になっていたこと。

チョコレートの原料のカカオはもともと南米原産の神様や王様への供物で、強壮剤でした。カカオ97%のチョコ食べたことあるんですけど、苦かったです。もともとはあんな感じ。西洋が南米を侵略してカカオが手に入るようになったんですけど、まずくて誰も買わない。それでもカカオのコクに注目した料理人が色々な加工食品を作って売り始めて、その中の一つとしてチョコレートも生まれました。

チョコレートを作り始めた商人ギルドはクエーカ教徒の集まりで、宗教の教えとして勤勉であることと自由平等な社会を作ることがあったんです。それで産業革命などの時代の波に上手く乗りながら熱心に働いたクエーカ経営者たちの会社がチョコレート産業を支える大企業に成長していき、お金持ちにもかかわらず、労働者福祉を考え始めて労働者の地位向上運動も始めたんです。

労働者の地位向上と植民地での悲劇。光と闇です。

 

色々な有名な会社も出てきます。

例えば、バンホーテンは近代ココアの祖なのです。

カカオの加工食品として最初にヒットしたココアは初期はカカオの実の半分を占める油を絞らず使っていたので油っぽくていっぱい混ぜもの入れてごまかす飲み物でした。

そこでバンホーテンが油を絞る道具を発明して、今のものに近い近代ココアが生まれたんです。

 

それに日本で一番最初にチョコレートを国産化したのは森永です。

色々具体的に書いてしまいましたが、一つのテーマについてこれだけの見方があるのかっていうのが一番の読みどころもしれません。

 バンホーテンのココアやカカオ97%のチョコも食べながら読みました。

 

今日で僕は28歳になります。27歳は大きく成長始めた年でした。

この一年は後悔なしです!強くなりましたから!

今年はもっと成長角度を上げていきます。